映画やドラマ、テレビでドキュメンタリーとかを観て感動することってありますよね。
1時間から2時間程度の間、その物語に少しずつ入り込み感情移入して心動かされる…わけなんですが、人を感動させるにはその中で色々な展開が必要で、それこそ映画やドラマ、ドキュメンタリーには起承転結があり、その過程があるからこそ結末に向けて感情が高まっていくんだと思います。
そうやって考えると、約4分から6分で人を感動させられる音楽ってすごいと思いませんか?映画やドラマなどが悪いというわけではありません。ただ、その短時間で人の心を動かすってすごいことだなって思っただけなんです。
私にも好きでかなり思い入れのある映画があります。大学の卒業論文の題材にしたぐらいです。でも、その映画の感動シーンを観るよりも、映画の主題歌を聴いた方が色んな感情が湧き出てとても心に響く気がします。そもそも、そういった感動する場面って、そのシーンで流れる音楽にかなり大きく影響されてると思うんです。例えば、物語のラストに主人公が恋人と再会できる場面があったとして、無音の中でセリフを言うよりも、主題歌をバックで流してる中でセリフを言った方がより良いシーンになると思いませんか?
音楽って何であんな10分にも満たない時間で心を揺さぶってくるんでしょうね。映画やドラマの主題歌では、感動した場面と一緒に当時の自分の状況だとか思い出なんかも付随して感動するのかなと思います。あの頃はこうだったなーとか思い出を呼び起こすのも、音楽は得意ですからね。音楽は記憶に残りやすいように感じます。
そうやって考えると、作詞家や作曲家って人を感動させられるものを作る素敵なお仕事ですよね。何時間も何日も何年もかけて作った数分が、大勢の人の心を動かすわけですから。
残念ながら私はそういった才能に恵まれなかったわけですが、そういう仕事に憧れるし羨ましいとも思います。いつか誰かを感動させられることが出来ればいいなぁ…。